1994年にデビューし、爆発的な人気を誇った伝説のバンド、GLAY。
現在も昔と変わらないスタイルで活躍し続けています。
そんなGLAYのボーカル、TERUさんの声が変わったのではないかという投稿がSNSで見られます。
たしかに昔と比べると、声質や歌い方が変化しているように感じますが、何が理由なのでしょうか?
この記事では、GLAYのTERUさんの声が変わった理由に迫っていきます。
GLAY・TERUの声が変わった本当の理由は?
「HOWEVER」や「口唇」などのヒット曲を多数生み出してきた、GLAY。
1999年から2000年代にカリスマ的な人気を誇り、日本の音楽業界を席巻していました。
一時期テレビから姿を消していましたが、最近また、音楽番組でよく見かけるようになったのではないでしょうか。
久しぶりにTERUさんの歌声を聞き、「TERUの声が変わった?」と疑問に思た人が多くいるようです。
別人の声に聞こえたと思った人もいたそう。
また、「TERUの声が出てない」と心配しているファンも多くいました。
なぜTERUさんの歌声は昔と変わってしまったのでしょうか。
TERUさんの声が変わったと言われる理由を5つご紹介します。
①病気
TERUさんは2016年頃に、声帯のポリープを切除する手術を受けているそうです。
正式には公表していないようですが、過去にポリープを手術したことをファンに報告していたそうです。
2021年に、B’zの稲葉浩志さんと対談した際にも、「歌うことを2か月休んだら喉にポリープができてしまった」と話していました。
歌手のように声を出す機会が多いと、声帯ポリープができやすいようです。
声帯ポリープは声の出し過ぎが原因と言われており、声帯粘膜の血管が破れて内出血を起こし、こぶ(ポリープ)を形成すると考えられています。
引用:Medical Note
現在は完治されたそうですが、手術の影響で、TERUさんの声に何らかの変化があったと考えられるかもしれません。
②ライブとテレビの違い
TERUさんの歌声をテレビで聞いたファンが、テレビよりもライブの方が声が出ていると呟いている投稿が複数見られました。
ライブの歌声を一度聞いてほしいと思っているファンが多くいました。
ただ最近は、テレビでもライブと同じような声が聴けるようになったと言われていました。
GLAYはしばらくテレビに出演していなかったので、テレビ慣れしていなかっただけなのではないでしょうか。
また、テレビだと、ライブのように自由に歌えず、本領が発揮できなかったことも考えられます。
③加齢
GLAYは2024年にデビュー30周年を迎えています。
TERUさんも現在は50代に突入しているので、20代の頃と声質が変わってしまうのは、不思議ではないように思います。
また、TERUさんは2024年のインタビューで、加齢による声の変化について語っていました。
年齢を重ねれば重ねるほど、“声が劣化する”という言葉が使われると思うんですけど、どんどん落ちていくのは事実なので。それでも僕は人生のなかで、ボーカリストとしてそれが悪ではなく、それも“人生の色合い”なんだろうなととらえています。今はそういうところを考えながら、キーを設定して、歌い方を決めています。
引用:ORICON MUSIC
年を取ることを「人生の色合い」と捉えられているところが、TERUさんらしくて素敵です。
TERUさんは、高いキーの多いGLAYの楽曲をどのように歌うのか、常に考えながら歌っているそうです。
今は、そのときのコンディションに合わせたベストな歌い方をしているので、歌い方が変わったと感じる瞬間があるのかもしれません。
④歯列矯正
TERUさんは「HOWEVER」が大ヒットした後に、歯列矯正を行ったのではないかと言われています。
「昔より歯並びが綺麗になってる」という口コミが、SNSに多数投稿されていました。
昔のTERUさんも超イケメンです。
たしかに、今のイメージとは前歯の印象が異なっているように見えます。
TERUさんは2017年頃に「これから歯医者に行く」とSNSによく投稿していました。
インプラントにされたようですね。
2018年には、20年以上同じ歯医者に通っていることも投稿していました。
歯並びが変わったことで声の通りが変わったりと、歌声にも変化があったのかもしれません。
⑤禁煙
TERUさんはデビュー当時、ヘビースモーカーであることが、ファンの間で知られていました。
2014年に、メンバーのHISASHIさんが禁煙したことをきっかけに煙草をやめたそうです。
禁煙したことで、自分でも大きな変化を感じたそうです。
TERUさん自身がこのようにコメントしていたことも。↓
きっと、喉にもいい影響を与えたでしょうね。
GLAY・TERUの声が変わった時期はいつ?
TERUさんの歌声は、いつ頃から変わったと言われるようになったのでしょうか?
1999年から2000年頃
最初にTERUさんの歌声に変化が見られたのは、1999年から2000年頃だったようです。
1990年代にリリースした主な楽曲がこちら↓
- 1994年:デビュー曲「RAIN」
- 1997年:「HOWEVER」
- 1998年:「誘惑」
- 1999年:「Winter,again」
当時のTERUさんの歌声は、少しかすれたようなハスキーボイスで、声を張り上げるような歌い方をしていたようです。
今と比べると、がむしゃらに歌っていたという言葉がぴったりかもしれません。
また、デビュー当時のGLAYは、ヴィジュアル系バンドのイメージも強かったと思います。
1999年の「Winter,again」の辺りから、声が変わったと言われることが多くなりました。
2021年
2021年に、YoutTubeの「THE FIRST TAKE」で「Winter, Again」を披露した際にも、声が変わったと話題になっていました。
懐かしいという声と共に、「TERUの歌い方が変わった」、「歌声が優しくなった」などの声も見られました。
たしかに1999年当時と比べると、声がクリアになっているように感じます。
2024年
2024年はGLAYがデビュー30周年を迎えたこともあり、勢力的にテレビへ出演するようになりました。
FNS歌謡祭や紅白歌合戦などにも登場し、話題になったと思います。
久しぶりにテレビで歌っている姿を見た人が多く、90年代のGLAYのイメージが強く残っていた人は声が変わったと感じたのかもしれません。
TERUさんの声は2024年にいきなり変わったのではなく、
と考えられます。
GLAY・TERUは歌が下手になった?
ネット上には、TERUさんの歌が下手になった、劣化したという噂もありますが、本当なのでしょうか?
結論からお伝えすると、
TERUさんは歌が下手になったのではなく、長年歌えるような声に変えた
ことが大きく影響していると思います。
2024年に行われたインタビューの中で、今後のGLAYについてこのように話していました。
そこからまたもう一つ、自分の未来を考えた時に、60歳、70歳になっても歌い続けられる歌い方と、継続できる歌い方が一番大事だと僕は考えています。
引用:ORICON MUSIC
TERUさんはこの先もGLAYを継続するために、歌い方を変えることを決断されたようです。
たしかに昔のように勢いで歌っていたら、いずれ喉を壊してしまうことも考えられます。
またSNS上でも、下手にはなっておらず、むしろ歌が上手くなってるという声が多く聞かれます。
20年以上前の曲を今だに原曲キーで歌える歌手は、そう多くはないのではないでしょうか。
むしろ、昔より声が高くなっているという意見も多くあります。
昔のキレのある歌い方も好きですが、今の高音がとおる綺麗な歌い方も素敵ですよね。
TERUさんの歌声は「さらに進化した」という言葉があっていると思います。
まとめ
TERUさんの歌声が変わった理由として、病気や禁煙、年齢による変化などが影響していると考えられます。
また、この先もGLAYを続けるために歌い方を変えたことも関係していそうです。
久しぶりに音楽番組で歌を披露したことで、昔と声が変わったと思った人が多かったようです。
これからも進化し続けるGLAYを、温かく見守っていきたいです。